より便利に、より快適に。進化し続ける「アパート」の歴史

オシャレな外観デザイン、独創的な空間設計、オートロックや宅配ボックス、IHコンロやIoT設備・・・

ひとえに「アパート」と言っても、時代、そしてゲストのニーズに合わせて常に変化・進化しています。

今回の記事では、より便利に、より暮らしやすくなっているアパートの変遷を見ていきたいと思います!

アパートのはじまり

1910年(明治43年)11月6日、東京・上野に日本初の木造アパート「上野倶楽部」が完成したことから、この日は「アパート記念日」と制定されています。

さらに1925年(大正14年)には日本初の純洋式アパートメントハウスとして「お茶の水文化アパートメント」が建てられており、日本のアパートは100年以上の歴史があります。

アパートの変遷

外観デザイン

まずはアパートの顔となる外観デザイン。

昭和の雰囲気をまとう「〇〇荘」という名称のアパートを街中で見かけたり、いわゆるアパートとしてイメージする方も多いのではないでしょうか?

戦後間もないころの日本では、住まいの供給が追いつかない状況になり、「〇〇荘」のような昭和レトロなアパートが量産されていきます。

1951年に一定の条件を満たした住居を速やかに供給するために制定された「公営住宅法」に沿って、同じ規格・似たような形状のアパートが多く建設されました。

昭和から平成になり、ある程度住まいの需要が落ち着いてきてからは、女性向け物件やデザイナーズ物件など、多様なライフスタイルに合わせたアパートが増えていきました。

名称においても、「〇〇荘=古い」という印象が強くなったため、「コーポ」や「ハイツ」といったカタカナの名称が多く使われるようになりました。

アパートブランド「My Style

近年は物件選びにおいて「住みたい!」と思えるような外観デザインの“オシャレさ”も重要になってきており、モダンなデザインのアパートも増えています。

時代の流行に左右されないデザイン「My Style vintage」

思わず振り向いてしまうような、魅力あふれる建物。セレ コーポレーションは、“赤煉瓦”にその答えを見つけました。

明治時代とともに始まった日本の西洋建築の歴史。東京駅や横浜赤レンガ倉庫などの日本を代表する名建築と同じ赤煉瓦の魅力を持つ建物。

赤煉瓦の建築物は、時代がいくつ巡っても、人々を魅了し続ける、色あせることのない価値のシンボルであると考えています。

セレ コーポレーションのフラッグシップブランド「My Style vintage」は、そんな赤煉瓦にインスパイアされ、デザイン・設計されたアパートです。

色と質感にとことんこだわり、時代の流行に左右されない落ち着きのあるデザインを採用しています。

アパート建築に語り継げる物語を。セレの「My Style vintage」とは?

間取り、空間デザインの変化

前述の「お茶の水文化アパートメント」などは、間取りとしては江戸時代から続いていた「長屋」のスタイルを引き継いだ形でした。

当時の主流は今で言うと「●K」という形態で、食事をする場所と寝る場所を区別せず、同じ部屋で行うという点に特徴があります。

また、ファミリー向け住宅と単身向け住宅が混在しているのも特徴です。単身向けは基本的にトイレ・キッチン・大浴場が共用となっていました。

戦後になると「長屋」のスタイルは一新、「食事」と「睡眠」の場所を明確にわける「食寝分離」という考え方が広まり、ダイニングキッチンを含んだ「●DK」という間取りが誕生しました。

そして、90年代に入ると公営住宅や公団住宅に加えて、民間企業によるアパートも普及していきました。日本全体の所得水準も高くなり、より豊かな暮らしがおくれるように、と「●LDK」の住居が提供されるようになります。

ここでは「就寝分離」という考え方も広まり、親や兄弟とも寝る場所をわけ、家族団らんの時間を過ごすための「リビング・ダイニング」が普及しました。

さらに2020年以降には、新型コロナウイルス感染症の流行から、“新しい生活様式”として在宅ワーク等の増加に伴って、ワークスペースを設けた間取りも採用されています。

一歩先をいく空間設計

セレ コーポレーションでも、時代やニーズに合わせて様々な空間設計を採用しています。

現在、一般的に供給されている単身向けの住居は、白い壁に四角い箱のような狭い部屋が多いかと思います。

セレ コーポレーションの事業エリアである一都三県の“東京圏”には、そんな従来型の住まいに満足していない若者が少なからずいることがわかりました。

そんな若者のために考案したのが、差別化された空間設計「Feel Type」です。

「Feel Type」では、約25㎡/1Kで約30㎡/1LDKに匹敵する空間づくりを実現。

「くつろぐ・たべる・ねむる」 それぞれの空間を分けた、まさに「食寝分離」の考え方を反映した空間設計を提供しています。

さらに、「食寝分離」やコロナ禍における“新しい生活様式”にも合わせた「Fusion Type」、「Feel+1 Type」、

ふたり暮らしのためのLDKタイプ「Fwin Type」など、差別化された付加価値の高い空間で、生き方にこだわる若者に好評を得ています。

各空間設計の紹介記事はこちら↓

「Feel Type」:直方体からの飛躍! 憧れの1LDKな暮らしをかなえる斬新な空間設計とは?

「Fusion Type」:その発想が広さを生み出す! 衣食住をコンパクトに凝縮した〝立体〟の住まい

「Feel+1 Type」:新しい生活様式でのオン/オフの切り替えに 「Feel+1 Type」

「Fwin Type」:価値観を大切に。ふたり暮らしの全く新しい空間設計「Fwin Type」

設備

セキュリティ性の向上

昔はもちろんインターフォンなどはなく、ドアを直接ノックしたり、ドアノッカーを使って音を立てて知らせることが当たり前でした。

その後、呼び鈴や電源式・機械式のドアチャイムが普及し、「ピンポン」というチャイム音が誕生します。

だんだんと防犯意識が高まっていく中で呼び鈴やドアチャイムは防犯上のリスクが高かったため、ドアを開けずに応答ができる「インターフォン」の誕生へとつながります。

さらに近年では、音声だけでなく映像も見ることができるモニター付きインターフォンが主流となっています。

また、オートロックや防犯カメラを設置する物件も増えており、現在は住居を選ぶうえでセキュリティ面も重要視されるようになっています。

セレ コーポレーションのアパートではオートロック、防犯カメラも標準設備

かゆいところに手が届く!ゲスト目線で考えられた、暮らしを快適にする設備

さらに近代化が進む住まい

スマートフォンが普及する現代では、あらゆる生活シーンをスマートフォン1つでコントロールすることができる“IoT設備”を導入する物件も多くなっています。

不在時に訪問があった場合でもスマートフォンと連動して来訪者を確認・応答できるIPインターフォンや、

テレビ、エアコン、照明等、家の中にある家電のリモコンを1つのスマートフォンにまとめて操作できるスマートマルチリモコンなど、現代ではこれまで考えられなかったような、便利で快適な暮らしを実現することができます。

セレ コーポレーションのIoT設備

より便利で、より快適な住まいを目指して

時代とともにアパートは、デザイン性、セキュリティ性、利便性において進化してきました。

セレ コーポレーションでも、「アパート経営の専門店」として、“生き方にこだわる若者が本当に求めているもの”を形にしてきました。

今後も、事業目的に掲げている「ゲストに最高の笑顔と感動を」届けるために、常にゲストの暮らしを見据えたアパートを提供し続けます。

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